腐女子が集う「池袋男子BL学園」に 女ひとりで行ってみた!
突然ですが、腐女子って知ってますか?
男同士の恋愛に萌える女子のことを指すらしいです。
実は、池袋には通称「乙女ストリート」という腐女子の聖地とされる有名なエリアがあります。そこには腐女子関連のグッズを扱うショップが連なり、腐女子のみなさんが大勢集まるとか。
今回訪れたのは、その「乙女ストリート」を突っ切った少し先にあるコンセプトカフェ「池袋男子BL学園」。ちなみに「BL」とは、「Boys love」の略です。
一体、何が待ち受けているのでしょうか?また、こうしたコンセプトカフェにはどんな女性が集まっているのか、かなり興味本位でやってまいりました。
店内は、女子受けしそうなクラシカルで落ち着いた雰囲気。
やはり来客の8割は女性ですが、思っていた以上にごく普通の女性ばかり。学校帰りの女子高生やOL、主婦の方まで幅広いです。普通にお茶しに来る感覚で、スタッフとの気軽な会話を楽しみに来ているそうです。
カフェのコンセプトは、3年前まで男子校で、今は共学になった学校。なので、男性スタッフは全員制服着用で「在校生」と呼ばれ、1〜3年生まで約20名が在籍しています。また、初来店の人は「入学」、リピーターは「登校」という設定になっています。
一般学費(利用料)は、60分1ドリンク制1000円〜で、ソフトドリンクだけでなく、お酒や軽食も楽しめます。
初めて入学(来店)したお客さん(生徒)は、もれなく1年生から進級し、来店回数に応じて進級するシステム。
年間通じて、餅つきや書き初め、ホワイトデー、ハロウィン、クリスマス会などのさまざまなイベントが開催されています。それに合わせて店内のインテリアを変えるなど、リピーターを飽きさせない工夫が満載。人気イベント時は終日満席で、1日で50〜60人の来客があるそうです。
ちなみにここでは、「お客さん同士仲良くする」「在校生には触れない」などの校則が定められています。
カウンター越しに気さくに話しかけてくれる在校生たち。
ジェネレーションギャップもさることながら、何を話したらいいかわからず、狼狽するわたくし。在校生みんなで旅行に行ったときの話などをしてくれました。
学年ごとにネクタイの色が異なり、1年生は赤、2年生は青、3年生は黒と色分けされています。ちなみに、今日初めて入学したわたくしは1年生なので、2年生以上の在校生にタメ口を聞いてはいけないのが決まり。
取材当日は、グループで来ている女性が目立ちましたが、ひとりで来店する女性客も少なくないとのこと。会計時、在校生(スタッフ)に「下校準備をお願いします」と声をかけているのがかなり斬新でした。
基本、昼間から利用できるカフェなので、深夜に女ひとり、バーなどで管を巻くよりも健全かもしれません。仕事でいやなことがあったときのかけ込み寺として、一度入学してみてはいかがでしょうか?
写真・松島徹
池袋男子BL学園
http://www.blcafe.jp/
庄司真美
雑誌やWeb、広告で編集・ライター・フードスタイリストとして活動。特技の“ひとり上手”が高じ、ひとり遊びにぴったりなスポットを紹介するブログを公開中。座右の銘は、「1人を楽しめない奴は、大勢も楽しめない」
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