年に一度はやっておきたい、ひとり防災訓練
「津波防災の日」である11月5日にちなんで、今回訪れた「池袋防災館」は、池袋駅から徒歩5分という意外すぎる立地にあります。
ここでは、地震や消火の体験、さらに火災で煙が蔓延した室内での避難の方法などが無料で2時間たっぷり学べます。
ということで、さっそく防災シミュレーションを体験してきました。地震のメカニズムなどを解説するビデオを鑑賞した後は、いよいよ消火シミュレーションです。まずは、職員の方が消化器の使い方をレクチャーしてくれました。
消化器の使い方手順を総称した「ピン、ノズル、レバー」を元気に唱和させられる大人たち。
ということで、火災のビジュアルが映し出される大型防水モニターに向かって、実際に消化器を噴射する消火訓練です。今日一テンションの上がった瞬間でした(不謹慎ながら火遊び気分)。このとき、消火する前に、全員大声で「火事だ!」と叫ばされます。
この後、煙のなかでの本格的な避難訓練がありましたが、煙もまた本格的すぎて、視界が悪く、悲しいまでに何も写っていませんでした(ちなみに煙のフレーバーは某有名アトラクションで漂うようなコーヒーっぽい甘い香り)。
途中、休憩時間があり、ロビーにこのような娯楽機器もありました。
消火ゲームの得点ランキングは、あえなく5位という結果に。ファミコン世代としては、中途半端な点数と順位が、悔やまれます。
続いて、東日本大震災の地震を体感できるのがこの設備。
始めは余裕でしたが…
テーブルの下に素早く身をひそめるはずが、震度7ともなると、立ってることもままなりません。完全に逃げ遅れるわたくし。
実は今回、このコーナーについては、体感がリアルすぎて震災当時のことがフラッシュバックしそうで、一番気が重かったのです。
なんですが、事前に映像で東日本大震災が起きたときの地殻のメカニズムを習っていたので、意外に冷静に受け止められました。
ひと通り終えて、受付に戻る途中、記念撮影できるスポットも充実しています。
消防庁の公式ユニフォームを着てセルフィーなどいかがでしょうか。
ちなみに、今回、残念ながら1人で来場している1人上手な猛者は見当たりませんでした。
さらに、女子1人での気軽な暇つぶしにしては、トータル2時間のリアルな防災体験は濃すぎる内容だと思います。
とはいえ、地震列島である日本に住む以上は、誰もが1度は体験し、訓練しておくことをおすすめします。
池袋防災館
9:00〜17:00
休館日:火曜日・第3水曜日(国民の祝日にあたる場合はその翌日)および12/28〜1/4
東京都豊島区西池袋2-37-8 ※受付は4F
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/hp-ikbskan/
tel:03-3590-6565
庄司真美
雑誌やWeb、広告で編集・ライター・フードスタイリストとして活動。特技の“ひとり上手”が高じ、ひとり遊びにぴったりなスポットを紹介するブログを公開中。座右の銘は、「1人を楽しめない奴は、大勢も楽しめない」
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