【番外編】JA佐渡コラボ  トキの郷から届ける、もうひとつのdaidokoro。大切なものを大切なかたちで

2019年11月1日より12月末までもうひとつのdaidokoroではJA佐渡とのコラボメニューがスタートします。この新プロジェクトに先駆けて、もうひとつのdaidokoroから料理長晴さん(以下、はるさん)と川村店長(以下、店長)が新潟県佐渡島を訪問しました。

朱鷺がそばにいる暮らしとはどんなものでしたか?

店長)

佐渡は皆さんもご存知のとおり、朱鷺(トキ)のふるさとです。野生の朱鷺を守るため昔ながらの自然に寄り添った暮らしがいとなまれています。


朱鷺との共存のために佐渡島のみなさんが心掛けていること、それは朱鷺が安心して生活できる環境を大切にすることです。エサが豊富にある自然を守る、朱鷺の暮らしを温かく静かに見守るという、先人の工夫と文化のいとなみを見ました。命について考え、農産物への感謝や朱鷺の存在を通じて自然のサイクルを感じる、まさに生きていることを感じさせてくれているようでした。

そのような中、佐渡で生まれたのが今回コラボする「朱鷺と暮らす郷~トキといっしょに育ったお米~」です。このお米は食べることで朱鷺を応援※することにもなるんです。

※「朱鷺と暮らす郷」米の売上の一部が餌場の保全に活用されます。

食べることで佐渡に想いを巡らせ、朱鷺の保全ができるなんて都会でもできるひとつの応援ですね。地

と池袋をつなぐ、食べることが応援になる、地域コミュニティ作りとして、社会貢献のひとつのカタチをもうひとつのdaidokoroからお届けしたいです。

佐渡へ訪れて驚いたことはありましたか?

はるさん)

朱鷺と共存している自然を大切にする暮らしが感じられました。くらしの色んなところに朱鷺が感じられてその身近さに感動しました。朱鷺がいてくれるからこそ私たちが安心して安全な暮らしと農産物がある。自然に対する温かい気持ち、当たり前の「感謝」が暮らしと共にあったんですよね。新daidokoro宣言(リンク>http://daidokoro.wacca.tokyo/mission/)でもある「MOTTAINAI」「ITADAKIMASU」の精神が本当に息づいていて素敵だな・・・って。

(朱鷺の森で見つけた朱鷺のポスト 撮影:はるさん)

店長)

朱鷺の安全を守る意識が高く、スーパーの袋が使われていないなど暮らしの小さな心がけが朱鷺の生活に繋がっていることを驚きました。朱鷺を中心に自然とつながっている、自然の恵みの中で人々が暮らしていることに触れることができた瞬間でした。一部は冬も田んぼは水を張ったままなんですよ!朱鷺のための心遣いがとても温かいなって。佐渡のみなさんの生活そのものが自然中心、食も暮らしも自然とともに。朱鷺の安全を守るために減農薬が徹底されている。人間のための無農薬ではなく、“朱鷺のための無農薬”という意識が素晴らしいなと思いました。それはもうひとつのdaidokoroでも意識している作り手の気持ちをそのままに届けることにもつながります。

私たちはサランラップを使わずエコラップを使い、調理法を工夫しフードロスに積極的に取り組んでいます。きっと佐渡でできることと都会でできることは違うかもしれないけれど、環境への配慮という意味で共通した意識を持つことができた新しい発見でしたね。

はるさん)

美味しい農産物は動物も一緒に作ってくれているんだな、と思いましたね。スーパーで買い物して料理しているだけではそんな自然とのつながりに意識はなかなか向けられないですよね?

食べる喜びは自然や土、動物と支え合い共存することで得られる“恵み”。だからこそ、もうひとつのdaidokoroでは地方それぞれにある食文化やストーリーにも思いを巡らせて欲しいんです!

佐渡のお米を通じて伝えたいことはどんなことですか?

はるさん)

佐渡の自然をそのまま伝えること、都会にあるもうひとつのdaidokoroにしかできない食べ方提案をしたいですね。例えば、土鍋で炊いたご飯を温かく食べていただくことはもちろん美味しさですが、翌日は焼きおにぎりにしてご提供しています。

店長)

今ではできたてのご飯よりも焼きたてホカホカの焼きおにぎりを楽しみに来店される方も多いんですよ。毎日数量に限りがあるのですぐになくなることもありますが、フードロスへの小さな取り組みが美味しさに繋がり喜んでいただけている感動を私たちは一緒に味わっているんですよ。

はるさん)

子どもだけでなく大人やご年配の方にも大人気の焼きおにぎり。フードロスにどう取り組むかを考えて出したアイデアでした。お米を大切にすること。食べる責任、味わう喜びがそこにはあります。

daidokoroらしいお米の魅せ方の工夫や予定はありますか?

はるさん)

佐渡が感じられる“郷の料理”をそのまま味わっていただきたいなと思います。何だか懐かしく思えるようなお米どころならではの食べ方を発信したいですね。そうすることで朱鷺と一緒の暮らしを体感いただけるように、美味しさだけでなく、食べ手それぞれの+αの価値や食に対する感謝の気持ちを一緒に届けてみたいと思っています。

(朱鷺と暮らす郷米の生産者仲川さんとはるさん 撮影:店長)

オリジナルメニューが提供されるようですね。

はるさん)

一面にどこまでも広がる田んぼの緑に癒されましたし、朱鷺と同じ風を感じることができました。柿やミカンなどお米以外にも魅力的な野菜や果物の発見がとても新鮮でした。訪れてみることで初めて、大切に受け繋いでいる昔ながらの農産物があることを知りました。

daidokoro定番の焼きおにぎりも佐渡の「みそおにぎり」にしたり、「黒砂糖ごはん」でおやつのようにしたり。いつものdaidokoroから佐渡の風を感じてもらえる工夫を加えたいなと思っています。

(田んぼアートとはるさん 撮影:店長)

店長)

私たちが自然と繋がり、土に触れて、恵みをいただく「生きる原点」が感じられる素敵な旅でした。自然を感じ朱鷺を感じ、未来に願いを込められる素晴らしい佐渡を都会で暮らすみなさんにお伝えしたいと思います。佐渡へ訪れたからこそ感じた想いをdaidokoro料理としてお楽しみいただけるよう心を込めて準備しています。

11月1日~2カ月間限定で佐渡の豊作の恵みをもうひとつのdaidokoroがおもてなしします。今日の食卓の会話に佐渡が溢れますように。ぜひ、もうひとつdaidokoroへお出かけください。

もうひとつのdaidokoro

~都会で暮らすあなたに~かつての家庭で「台所」が担って来たのは、お母さんが家族の健康や成長を願って知恵を絞り、味付けの工夫をしながら、家族の皆が食卓を囲み、会話が弾む温かい場所。私たちは都会で暮らすあなたがくつろげる「台所」をと願い、ここをもうひとつのdaidokoroと名付けました。昼は顔の見える生産者さんから届く新鮮な食材で「安心・安全・家庭的な」お惣菜を提供するレストラン、夜は食にまつわる学びや新しい好奇心が芽生える催しものを定期的に開催するキッチンスペースとして地域に親しまれている。

石澤 晴美(こくざわ はるみ )

もうひとつのdaidokoro 料理人。シンプルに、素材の美味しさを引き出した優しい家庭料理が好評でリピーター・ファンも多い。「お母さんが冷蔵庫を開けた時にあるもので作るイメージ」というだけあり、その日に入荷した食材をみて、その場でお料理する姿はまさに池袋の台所のお母さん。食材の生産者さんに敬意を払い最後まで野菜を使い切る姿勢、時おり見せる自身のお料理に対する厳しさなど料理人としても魅力的で、スタッフからの信頼も厚い。

協賛/JA佐渡

協力/株式会社グレイン・エス・ピー

取材・文/もうひとつのdaidokoro